Aではない君と(親と子を繋ぐShoHaruの評価と感想)

親子 Book

こんにちは!小説好きな

ShoHaru(@Kobeshima8)です。

Aではない君と(薬丸岳)

吉川英治文学新人賞を受賞した作品です。

親子をテーマした作品に興味があり、吉川英治文学新人賞を受賞した作品は過去にいくつか読んでいて面白かったので手にした小説です。
(最近の受賞では、加藤シゲアキの「オルタネート」が受賞して話題になりましたね)

👇この記事で書いてある内容

評価
この本を読んで得られること
この本を読むのにおすすめな人
この本を読むのにおすすめしない人

感想
まとめ

評価

5/5(☆☆☆☆☆)

寝る前に読み始め、やめられなくなり朝まで一気に読んでしまった本。

テーマとしては重いですが、ミステリーの中にある感動に何度も涙が出たので評価5/5にしました。

離婚した妻と暮らしていた14歳の息子がクラスメイト殺害の疑いで逮捕され、その後の息子とのやりとりの中で父親としてどうすべきか何をすべきかを考えて進むストーリー。

得られること

・親として子供を思うとはどういうことか

※得られるというと少し語弊があるかもしれませんが、考えるきっかけになると思います。

おすすめな人

・子供をもつ親
・中学生、高校生

おすすめしない人

・重いテーマが苦手な人

感想

小説の中に引き込まれてしまったと書くのが一番しっくりきます。

あらすじをざっくりと書くと、

【あらすじ】

仕事がうまくいって会社の同僚と飲みにいっていた時に、離婚して妻と暮らしている息子から携帯に着信がある。
しかし、主人公は電話に出ず、折り返し電話をするが息子は電話にでない。
その後、14歳の少年を殺害した事件が発生するが、特段気にすることなく日常を過ごす主人公のもとに、息子が逮捕されたと連絡が入る。
息子に会いに行くが、動機や事件に関することは全く喋らない。
日常が大きく変化していく主人公だが、息子と向き合うことを決意し事件の直前に自分に電話をしてきたことは何故かや事件の真相を聞き出そうとするが・・・

やはり本は読んでほしいので、ネタバレを書くことは本意ではありません。

ただ、この小説は親と子の心の交流を描いた、一言では言い表せない言葉と思いであふれた作品だと思います。

犯罪は決して許されるものではありませんし、少年犯罪(特に殺人事件)に正しい答えを出すというのは難しいことだと思います。

それでも、この本の中で最も心に残った言葉があります。それは、
「物事の良し悪しとは別に、子供がどうしてそんなことをしたのかを考えるのが親だ」
という言葉です。
この言葉は、息子が事件のことを何も話してくれず主人公が自分の父親に会いにいったときに、その父親に言われた言葉です。
(父親は孫が事件に関係していることは知りません)

自分も小さな息子がいる親ですが、少しはっとさせられました。

なぜなら、自分の忙しさやその時の気分、常識にとらわれて、なぜ子供がそんな行動をしたのか考えていないのではないか。自分のバイアスで子供をみていて、子供の行動の理由を考えることをしていないのではないか。

日常と言ってしまえば簡単ですが、その日常にも子供が学んでいることや何か意図したことがあるはずです。
特に社会に出ていない子供は、言葉で行動の理由や意図を語ることは少ないと思います。

そんな子供の内なる言葉に対していかに親として気付けるかは、日常の中で考えていくべきことだと気づかされました。

まとめ

子供を持つ親には特に読んでほしいと思った小説です。

勘違いしないでほしいのは、自分の子供が犯罪者になったらどうしようといった観点で読んでほしいと思ったわけでは全くないということです。

確かに扱っているテーマは重いものではあるものの、親と子供の暖かい愛情に溢れた作品であると思います。

その暖かい愛情というものを、常日頃から意識して子供と向き合っていくことができるかを考えていくことが大切であると感じています。

そして、子供もこの作品を読むことで親の愛情について知ることができると思います。

是非、「Aではない君と」を読んで親子の中身について考えるきっかけにしてみてください。

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