【あらすじ】神様のカルテ(名言と感想)

神様のカルテ Book
ShoHaru
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こんにちは!読んだ本全ての記事が書けていないShoHaru(@Kobeshima8)です。

神様のカルテ
著者:夏川草介

医者は神様ではなく、ましてや患者も神様ではないです。

映画やドラマにもなっている「神様のカルテ」。

映画やドラマを見た人も見ていない人も、小説がどんな内容か知りたくないですか?

この記事では、感想と名言からあらすじをご紹介します。

是非この記事を最後まで読んで「神様のカルテ」を読むきっかけにしてもらえたら嬉しいです。

2010年本屋大賞第二位

👇この記事で書いてある内容

評価
この本を読んで得られること
この本を読むのにおすすめな人
この本を読むのにおすすめしない人

感想と名言
まとめ

評価

5/5(☆☆☆☆☆)

長野県の病院に勤務する29歳の医師が様々な出来事に直面する作品です。

医療系の小説は人の命に係わるものが多いので、ずるいなぁと思いながら読むことが多いです。

本作もその類の内容ですが、なぜが爽やかに読めてしまいます。

得られること

・自分が今いる場所は大切であること
・医療とは何なのか

おすすめな人

・人が生きるということに漠然と疑問がある人
・医療に興味がある人

おすすめしない人

・人が亡くなる話が苦手な人

感想と名言

読み終わったときの感覚は、

「なんて爽やかなんだろう」

というものでした。

この小説で言いたいことは何だろう?

そう考えたときに、今いる場所がいかに大切であるかをもう一度考える必要があると僕は思いました。

なぜなら、この小説の中に登場する場所がどこも素敵で、そのことに誇りを持っている主人公だったからです。

例えば、住んでいる「御嶽荘」。

今にも崩壊しそうな下宿ですが、細君、言い換えれば奥さんとの出会いがこの場所であり、結婚後もここに住んでいます。

そして、他の部屋には酒盛りをして語り合える仲間(男爵、学士)がいます。

ただ、唯一悩んでいるのが今働いている病院でした。

24時間365日対応の病院で働く主人公の栗原一止は、医師不足もあり物凄い激務の中で医療を続けています。

悩みながらも、自分の仕事にプライドを持って今の病院で働いていて腕も確かなのですが、大学で医療を学ぶことも一つの選択肢ではないかと考えるようになります。

そんな時に、末期の胆のう癌を患った安曇さんの容態が急変します。

幸い一命を取り留めましたが、安曇さんを通して医療のあり方を考えることになります。

そんな中で事件が起きますが、そこで出てきた言葉がこの小説の内容を表していると感じましたので、名言としてご紹介します。

名言

人は機械ではないのだ

「神様のカルテ」より

人には様々の臓器があり、これらが正常に動いていないと人は死んでしまいます。

しかし、人にはもっと大切なものがあるのです。

それは何でしょうか?

そう、心です。

人は心が死んでしまった時、たとえ肉体が生きていても何の意味もないということです。

では心とは何でしょうか?

それは、人の意志であり、希望であり、生きがいだと思います。

聞いたことのある言葉かもしれませんが、「神様のカルテ」のストーリーの中で読むとこの言葉が名言だと感じました。

こうした経験をして、一止が出した医療の答えとは何だと思いますか?

それは、是非「神様のカルテ」を読んでほしいです。

それと、一つ僕には疑問があります。

それは、「神様のカルテ」というタイトルです。

言い換えれば、このタイトルに込めた作者の想いです。

まとめ

非常に読了後に気持ちが洗われる本です。

医療というテーマなので重い部分もありますが、それを差し引いても前向きになれる内容で溢れています。

夏目漱石を敬愛するばかり、少し変わった口調で話す医師、一止。

そのためか読み始めは「おおっ」と違和感を感じるかもしれません。

でも、読み進めるうちに慣れてきて、逆に一止のキャラクターもあってか愛嬌が感じられるようになります。

是非、「神様のカルテ」を読んで、今いる自分の場所の大切さを考えてみてください。

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